More actions
BBDW Story Navigation (edit)
| |
---|---|
Prologue | one emerging possibility |
Main Story | Prologue · Chapter 1 · Chapter 2 · Chapter 3 · Chapter 4 · Chapter 5 |
Events | |
Character Stories (Unused Content) |
This article contains phrases or names that do not have official English localizations. Their current translations act as placeholders. |
第1節 合同訓練/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
シエル
はぁ……はぁ……。 |
Ciel |
シエル
レイさん、こちらです! ここに隠れてやり過ごしましょう! |
Ciel |
統制機構衛士A
くそ、どこに隠れた!? |
NOL Soldier A |
統制機構衛士B
我々の合同訓練中に侵入してくるとは 命知らずのレジスタンスどもめ! |
NOL Soldier B |
統制機構衛士A
まだ近くにいるはずだ! 辺りをくまなく探せ! |
NOL Soldier A |
統制機構衛士A
ネズミ1匹見逃すんじゃないぞ!! |
NOL Soldier A |
シエル
どうやら、かなりまずいタイミングで
まずい場所に |
Ciel |
シエル
あちこちに統制機構の衛士がいます。 このまま離脱するのは困難を極めるかと。 |
Ciel |
1: 土下座して許してもらおう |
1: |
シエル
土下座でなんとかなる相手とは思えないのですが……。 |
Ciel |
シエル
諦めたらそこで終わりです……! |
Ciel |
統制機構衛士B
ネズミがいたぞ!! こっちだ! |
NOL Soldier B |
シエル
くっ……見つかってしまったようですね。 |
Ciel |
統制機構衛士A
お前たちの目的はなんだ!? |
NOL Soldier A |
統制機構衛士B
おおかた、侵入して機構の情報を盗みだす気なのだろうが、 そうはいかんぞ! |
NOL Soldier B |
統制機構衛士B
不穏分子はこの場で即刻処断するっ!! |
NOL Soldier B |
1: 誤解だ! |
1: |
統制機構衛士A
問答無用ッ! |
NOL Soldier A |
シエル
こうなっては仕方ありません。 実力による脅威の排除を開始します。 |
Ciel |
ツバキ
お待ちなさい。 |
Tsubaki |
シエル
……! |
Ciel |
統制機構衛士A
ヤヨイ中尉!? |
NOL Soldier A |
ツバキ
この方たちは敵ではありません。 |
Tsubaki |
ツバキ
この場は私が預かります。 あなたたちは訓練に戻ってください。 |
Tsubaki |
統制機構衛士A
で、ですが、お一人では―― |
NOL Soldier A |
ツバキ
心配、ですか? |
Tsubaki |
統制機構衛士A
いえ! そのようなことは! |
NOL Soldier A |
統制機構衛士B
出過ぎたマネをして申し訳ありません! この場はヤヨイ中尉にお任せいたします! |
NOL Soldier B |
ツバキ
さて……これで落ち着きましたね。 先ほどは衛士たちが失礼しました。 |
Tsubaki |
シエル
助かりました、ツバキさん。 あのままだったら、きっと戦闘になっていました。 |
Ciel |
ツバキ
助け合うのはお互いさまですよ、シエルさん。 |
Tsubaki |
ツバキ
ですが、よりによって合同訓練の日に来るなんて、 あなたたちも間が悪いというか……。 |
Tsubaki |
1: 合同訓練? |
1: |
ツバキ
ここ数日、統制機構の全部隊合同で、 実戦を想定した訓練を実施しているんです。 |
Tsubaki |
ツバキ
評価や昇進にも繋がるので、 みんなも少しピリピリとしていて……。 |
Tsubaki |
シエル
さっきの衛士が好戦的に見えたのも、 もしかしてそれが理由ですか? |
Ciel |
ツバキ
無関係だとは言えません。 |
Tsubaki |
ツバキ
だけど、シエルさん。 あなたたちも勝手に入って来てはダメですよ? |
Tsubaki |
ツバキ
統制機構に侵入してくるなんて、 私と知り合いじゃなかったらどうなっていたか。 |
Tsubaki |
シエル
|
Ciel |
ツバキ
あなたたちに統制機構への害意がないことは 誰よりも私がよくわかっています。 |
Tsubaki |
ツバキ
私がそばにいれば拘束されることはないでしょうけど、 私も訓練中ですから、ずっと一緒にいるわけにも―― |
Tsubaki |
ジン
なんの騒ぎだ? |
Jin |
ツバキ
ジン兄様!? |
Tsubaki |
ジン
ツバキか。 |
Jin |
ジン
今は訓練中だ。 その名で呼ぶのはやめておけ。 |
Jin |
ツバキ
すみません……キサラギ少佐。 実は、知り合いがたまたまここを訪れたのでご挨拶を。 |
Tsubaki |
ジン
知り合い……? |
Jin |
ジン
なるほど、僕にも見覚えがある顔だ。 |
Jin |
ジン
だが、いくら知己とはいえ統制機構内部を 自由に散策させるわけにはいかないぞ。 |
Jin |
ツバキ
それは……もちろんです。 |
Tsubaki |
シエル
レイさん。 どうやら、私達がここにいてはまずそうですね。 |
Ciel |
ジン
わざわざ来てもらってすまないが、 そういうことになるな。 |
Jin |
ジン
悪いようにはしない。 安全にここを離れられるよう手配しておく。 |
Jin |
ツバキ
……キサラギ少佐。 私に考えがあります。 |
Tsubaki |
ツバキ
この件、お任せいただけないでしょうか? |
Tsubaki |
ジン
ツバキ……? |
Jin |
ツバキ
レイさん……もしよろしければ 衛士見習いとして、合同訓練に参加しませんか? |
Tsubaki |
1: え、いいの? |
1: |
ツバキ
ええ。 |
Tsubaki |
ツバキ
あなたたちに、統制機構のことを知ってもらう いい機会になるかもしれませんから。 |
Tsubaki |
シエル
ですが、そのようなことを ツバキさんの独断で決めても大丈夫なのですか? |
Ciel |
ジン
僕が保証人になろう。 それでいいな、ツバキ。 |
Jin |
ツバキ
ありがとうございます……! |
Tsubaki |
ジン
ただし、今日の訓練には 僕も同行させてもらう。 |
Jin |
ジン
それが条件だ。 |
Jin |
ツバキ
き、キサラギ少佐とずっと一緒……ですか? |
Tsubaki |
ジン
何か問題はあるか? |
Jin |
ツバキ
い、いえ……そのようなことは! |
Tsubaki |
ツバキ
訓練同行、よろしくお願いいたします。 |
Tsubaki |
ジン
それじゃあ、僕は上に 同行の申請を出してくる。 |
Jin |
ジン
ここでしばらく待っていてくれ。 |
Jin |
シエル
……どうしたんですか、ツバキさん。 顔がちょっと赤いみたいですけど。 |
Ciel |
ツバキ
気のせいです。 もしくは目の錯覚です。 |
Tsubaki |
ツバキ
ええと……それじゃあ、まずは 簡単に私と手合わせをしてみましょうか。 |
Tsubaki |
シエル
ツバキさんと戦う、ということですか? |
Ciel |
ツバキ
はい。一番効率的な訓練は実戦形式ですから。 それにあなたたちの力も見ておきたいというのもあります。 |
Tsubaki |
シエル
やりましょう、レイさん。 ツバキさんと戦えるなんて、滅多にない機会です。 |
Ciel |
ツバキ
手加減は無用です! |
Tsubaki |
ツバキ
……ツバキ=ヤヨイ、参ります。 |
Tsubaki |
第2節 気負いの空回り/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
ツバキ
はあっ! |
Tsubaki |
ツバキ
ふぅ……。 |
Tsubaki |
ツバキ
お見事です、レイさん。 手合わせはこれくらいにしましょうか。 |
Tsubaki |
シエル
はぁ……はぁ……。 |
Ciel |
ツバキ
シエルさんもさすがですね。 的確な状況判断、とっさの機転。 |
Tsubaki |
ツバキ
統制機構の衛士でも、 ここまでの使い手はなかなかいません。 |
Tsubaki |
ツバキ
私が所属している、第零師団に欲しいくらいです。 |
Tsubaki |
シエル
ありがとうございます。 |
Ciel |
ツバキ
少し休んだら、また手合わせをしましょう。 |
Tsubaki |
ツバキ
ジン兄さ……いえ、キサラギ少佐が戻られるまで、 まだ少し時間があるでしょうし……。 |
Tsubaki |
シエル
あの……少し気になっていたんですけど、 ジンさんとツバキさんはご兄妹なんですか? |
Ciel |
ツバキ
いえ、キサラギ少佐は私の幼馴染。 実の兄妹というわけではないのです。 |
Tsubaki |
ツバキ
でも、昔からずっとお傍にいて、 士官学校でも同じ生徒会だったんですよ。 |
Tsubaki |
ツバキ
ただ、学校を出て統制機構に入ってからは 疎遠になってしまって……。 |
Tsubaki |
シエル
同じ統制機構で働いているのに、ですか? |
Ciel |
ツバキ
キサラギ少佐は第四師団で、私は第零師団。 それに階級も違うので、なかなか……。 |
Tsubaki |
ツバキ
だから、今回の合同演習では、 キサラギ少佐に成長した私をお見せしたいんです。 |
Tsubaki |
ツバキ
そして、一人前として認められたい……。 |
Tsubaki |
シエル
ツバキさんの実力なら、 ジンさんも認めてくれると思いますけど。 |
Ciel |
ツバキ
個の戦闘能力だけではダメなんです。 |
Tsubaki |
ツバキ
私は統制機構中尉として、 部下の衛士達を正しく導く責務がある。 |
Tsubaki |
1: 責任感が強いんだね |
1: |
ツバキ
私は十二宗家の出身ですからね。 多くの責任を負うのは当然です。 |
Tsubaki |
ツバキ
ところで、体力のほどはいかがですか? 回復してきたなら、もう一度手合わせを……。 |
Tsubaki |
シエル
レイさんは、まだ疲労が取れてないみたいです。 もう少し休息の時間をいただきたいのですが。 |
Ciel |
ツバキ
かまいませんよ。 それなら、少しそこで見ていて下さい。 |
Tsubaki |
ツバキ
私は、部下の衛士たちの訓練を監督してきます。 |
Tsubaki |
統制機構衛士A
はっ!! |
NOL Soldier A |
統制機構衛士B
ええぃ! |
NOL Soldier B |
ツバキ
そこ! 剣先がぶれていますよ! |
Tsubaki |
統制機構衛士A
はっ! |
NOL Soldier A |
ツバキ
剣先のぶれは心の淀みの現れです。 |
Tsubaki |
ツバキ
それに、相手の動きに合わせるだけではダメです。 |
Tsubaki |
ツバキ
常に数手先を読んで行動するように。 実戦では不測の事態も起こりますからね。 |
Tsubaki |
ツバキ
先手を読みつつ行動することで、 あらゆる事態に柔軟に対処できるようになります。 |
Tsubaki |
統制機構衛士A
あの……ヤヨイ中尉。 |
NOL Soldier A |
統制機構衛士A
先手を読むというのは 具体的にはどうやればよいのでしょう? |
NOL Soldier A |
ツバキ
簡単ですよ。まずは相手の心に同調する。 何を考えているのかを把握するのです。 |
Tsubaki |
ツバキ
実際にやってみせましょう。 そちらの方、私に打ち込んできてください。 |
Tsubaki |
統制機構衛士B
は……はッ! |
NOL Soldier B |
統制機構衛士B
うおおおおおッ! |
NOL Soldier B |
統制機構衛士B
う……あぁ……。 |
NOL Soldier B |
ツバキ
先読みができれば、最小限の動きで 相手の攻撃をかわすことができます。 |
Tsubaki |
ツバキ
そうすれば、このようにして 敵を簡単に無力化できるのです。 |
Tsubaki |
統制機構衛士A
な、なるほど……。 |
NOL Soldier A |
ツバキ
さあ、あなたたちもやってみましょう。 私が打ち込むので、同じ要領で回避を。 |
Tsubaki |
統制機構衛士B
え、ええッ!? |
NOL Soldier B |
統制機構衛士B
いきなりなんて無茶ですよ―― |
NOL Soldier B |
ジン
彼らの言う通りだ、ツバキ。 |
Jin |
ツバキ
ジンにい…… いえ、キサラギ少佐! |
Tsubaki |
ジン
ツバキと同じレベルの動きを 一般の衛士に強いるのは酷だろう。 |
Jin |
ツバキ
す、すみません。つい気がはやって……。 |
Tsubaki |
統制機構衛士C
キサラギ少佐っ!! |
NOL Soldier C |
統制機構衛士C
はぁ……はぁ……。 キサラギ少佐、それにヤヨイ中尉も! |
NOL Soldier C |
ジン
どうしたんだ? |
Jin |
統制機構衛士C
街に、ま……魔獣が現れました! |
NOL Soldier C |
ツバキ
魔獣!? 統制機構管理下の街になぜ!? |
Tsubaki |
統制機構衛士C
おそらく、レジスタンスの手によるものかと……。 |
NOL Soldier C |
ジン
なるほどな。 訓練は一時中断だ、魔獣討伐を優先する。 |
Jin |
ジン
ツバキ、ついて来い。 |
Jin |
ツバキ
はい! |
Tsubaki |
シエル
ツバキさん、私たちにも協力させてください。 |
Ciel |
ツバキ
でも……これは訓練ではありません。 あなたたちにお願いするわけには―― |
Tsubaki |
1: 乗りかかった舟だよ |
1: |
ツバキ
レイさん……。 |
Tsubaki |
ツバキ
わかりました、よろしくお願いします。 |
Tsubaki |
魔獣
グルルルルルルッ!!! |
Monster |
ツバキ
キサラギ少佐!! |
Tsubaki |
ジン
はっ! |
Jin |
ジン
魔獣にこれ以上暴れられては、 統制機構の権威にも影響するな。 |
Jin |
ジン
……ツバキ。 |
Jin |
ツバキ
はい、なんでしょうか。 |
Tsubaki |
ジン
分散して各個撃破していくほうが早い。 この一帯の指揮はお前に任せる。 |
Jin |
ツバキ
わ、私がですか!? |
Tsubaki |
ジン
僕は東側の魔獣に対処するつもりだ。 効率的に対処しなければ、被害が拡大する。 |
Jin |
ツバキ
……わかりました。 必ず、ご期待に応えてみせます! |
Tsubaki |
ジン
油断はするなよ、ツバキ。 |
Jin |
ツバキ
はい! |
Tsubaki |
統制機構衛士A
はっ! |
NOL Soldier A |
ツバキ
キサラギ少佐に任せていただいた以上、 全力で魔獣を制圧します。 |
Tsubaki |
ツバキ
情けない姿を見せるわけにはいかない……! |
Tsubaki |
シエル
ツバキさん! 魔獣の反応が複数接近中です。 |
Ciel |
ツバキ
衛士は民間人の避難を優先! 魔獣の駆除は私たちが対応します! |
Tsubaki |
ツバキ
……秩序を乱す魔獣には断罪を! |
Tsubaki |
第3節 憧れの先に/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
ツバキ
はぁぁぁ!! |
Tsubaki |
魔獣
グオオォォォ!!! |
Monster |
ジン
そちらも終わったようだな。 |
Jin |
シエル
はい、侵入したと思しき魔獣は、 すべて対処が完了しています。 |
Ciel |
ツバキ
戦闘を終えた衛士は、怪我人の救出を! 損壊した建物内もくまなく捜索してください! |
Tsubaki |
統制機構衛士A
はっ! |
NOL Soldier A |
統制機構衛士B
はっ! |
NOL Soldier B |
ツバキ
……ふぅ。 |
Tsubaki |
ジン
いい指揮だったな、ツバキ。 |
Jin |
ツバキ
ジンに……キサラギ少佐! ありがとうございます……! |
Tsubaki |
ジン
被害も最小限に抑えられている。 ツバキに指揮を委ねたのは正解だった。 |
Jin |
ジン
だが、ツバキ自身の動きには、 まだまだ無駄が多いみたいだな。 |
Jin |
ツバキ
……はい。 まだまだ、研鑽が足りません。 |
Tsubaki |
ジン
あとは、戦術の柔軟性が課題だな。 少し……直線的すぎる部分がある。 |
Jin |
ジン
その点を克服できれば、 さらに強くなれるはずだ。 |
Jin |
ツバキ
キサラギ少佐……。 私のことをずっと見ていてくださったんですね。 |
Tsubaki |
ツバキ
なのに……私は自分のことで精いっぱいで……。 |
Tsubaki |
ジン
……ツバキ。 ここが戦場なら泣いている暇はないぞ。 |
Jin |
ツバキ
そうですね……自由に涙も流せない。 |
Tsubaki |
ツバキ
だから、私は争いが嫌いです。 |
Tsubaki |
ジン
争いが嫌い、か。 僕も同感だが、思うだけでは無力だ。 |
Jin |
ジン
ツバキ、武器を取れ。 いい機会だ、僕が訓練の相手をしよう。 |
Jin |
ツバキ
き、キサラギ少佐が!? |
Tsubaki |
ジン
不服か? |
Jin |
ツバキ
とんでもありません! |
Tsubaki |
ジン
見習い扱いで同行したお前たちもだ。 まとめて稽古をつけてやろう。 |
Jin |
シエル
私達も……ですか? |
Ciel |
1: またとない機会だ |
1: |
シエル
そうですね。 とてもよい訓練になりそうです。 |
Ciel |
ジン
当然だ。 僕も手加減するつもりはない。 |
Jin |
ツバキ
……ッ。 |
Tsubaki |
ジン
ツバキ、心が浮ついているぞ。 自分で衛士たちに言っていた言葉を思い出せ。 |
Jin |
ツバキ
失礼しました……! |
Tsubaki |
ツバキ
ただ、こうしてキサラギ少佐と剣を交えるのが懐かしくて。 |
Tsubaki |
ジン
士官学校の実習以来か……。 だが、今はあの時とは違う。 |
Jin |
ジン
今現在のお前を僕に見せてみろ。 |
Jin |
ツバキ
もとよりそのつもりです! |
Tsubaki |
第4節 強く正しく美しく/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
ジン
……ここまでにしておくか。 |
Jin |
ツバキ
はぁ……はぁ……。 手合わせ、ありがとうございました。 |
Tsubaki |
ジン
成長したな、ツバキ。 |
Jin |
ジン
僕にとっても、いい訓練になった。 この調子で己の実力を磨いていくといい。 |
Jin |
ツバキ
は、はい! |
Tsubaki |
ジン
僕は魔獣騒ぎの件を上に報告する。 |
Jin |
ジン
ツバキはここに残り、 現場の指揮にあたってくれ。 |
Jin |
ツバキ
承知しました。キサラギ少佐。 |
Tsubaki |
ジン
お前たちはツバキの補佐にあたれ。 人手は多い方がいいだろう。 |
Jin |
シエル
さっきの手合わせ、まるで実戦でしたね……。 レイさん、大丈夫ですか? |
Ciel |
ツバキ
キサラギ少佐の全力はあの程度じゃありません。 訓練だから、少しだけ手加減してくれたみたいです。 |
Tsubaki |
ツバキ
……前よりも、さらに強くなっている。 |
Tsubaki |
ツバキ
私が追いついたつもりでいても、 どんどん先に行ってしまう……。 |
Tsubaki |
シエル
つ、ツバキさん!? 急に倒れ込んでどこか怪我でも!? |
Ciel |
ツバキ
緊張の糸が切れたみたいです……。 足に力が入らなくて。 |
Tsubaki |
シエル
少し休んだ方がよさそうですね。 ツバキさんはここでゆっくりしていてください。 |
Ciel |
ツバキ
そうはいきません。 |
Tsubaki |
ツバキ
キサラギ少佐にこの場を任されたんですから、 私は私の責任を果たさなければ。 |
Tsubaki |
シエル
……わかりました。 私達も、できる限りお手伝いします。 |
Ciel |
ツバキ
ありがとうございます。 それじゃあ、まずは瓦礫の撤去をお願いします。 |
Tsubaki |
ツバキ
レイさんには民間人の誘導をお任せしますね。 |
Tsubaki |
ツバキ
ジン兄様。 私、もっともっと強くなってみせます。 |
Tsubaki |
ツバキ
いつの日か、おそばに立っても 恥ずかしくないように……。 |
Tsubaki |