More actions
BBDW Story Navigation (edit)
| |
---|---|
Prologue | one emerging possibility |
Main Story | Prologue · Chapter 1 · Chapter 2 · Chapter 3 · Chapter 4 · Chapter 5 |
Events | |
Character Stories (Unused Content) |
This article contains phrases or names that do not have official English localizations. Their current translations act as placeholders. |
第1節 戦いの始まり/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
ヴァルケンハイン
待っていたぞ、レイ。 |
Valkenhayn |
ヴァルケンハイン
お前たちに折り入って頼みがある。 悪いが、今日はしばらく付き合ってもらう。 |
Valkenhayn |
ラーベ
突然呼び出しておいて、付き合えとはな。 説明もないまま協力することはできんぞ? |
Raabe |
ヴァルケンハイン
……今日、この街の商店街で格闘技大会が開かれる。 力試しにはちょうどいいからな、出場することにした。 |
Valkenhayn |
ラーベ
それがどうしたんだ? わざわざ私達を呼ぶことでもないだろう。 |
Raabe |
ヴァルケンハイン
チーム戦で頭数が必要だったから呼んだのだ。 |
Valkenhayn |
シエル
出場条件を満たすために呼ばれたとしても、 私達にはその大会に出場する理由がありません。 |
Ciel |
ヴァルケンハイン
つべこべ言わずについて来い! |
Valkenhayn |
ヴァルケンハイン
すでにエントリーは済ませてある。 断るつもりならば容赦はせんぞ……! |
Valkenhayn |
ラーベ
めちゃくちゃだな……。 礼儀とか常識を知らんのか? |
Raabe |
1: ' |
1: |
ラーベ
なんだ、私に礼儀がないって言うのか? そこの狼男よりマシだろう。 |
Raabe |
ヴァルケンハイン
礼儀や常識など、そんなものに興味はない。 俺が望むものは、ただ強者との戦いのみ! |
Valkenhayn |
ラーベ
……断ることはできそうにないな。 ここはヴァルケンハインに従うとしよう。 |
Raabe |
ナオト
妙に気合いの入った声が聞こえたけど、 お前らだったのか。 |
Naoto |
ナオト
もしかしてお前らも大会に参加するつもりなのかよ? |
Naoto |
ヴァルケンハイン
貴様は……黒鉄ナオトか。 |
Valkenhayn |
シエル
お前らも、と言うことは ナオトさんも……? |
Ciel |
ナオト
ああ、友達と一緒に参加するつもりだ。 |
Naoto |
ナオト
商店街のおっちゃんたちも粋だよなぁ。 まさか、こんな大会を開いてくれるなんてよ。 |
Naoto |
ナオト
賞品は商店街の商品引換券らしいし こりゃ優勝狙わない手はねえぜ……! |
Naoto |
ヴァルケンハイン
優勝できるつもりでいるのか、小僧。 |
Valkenhayn |
ヴァルケンハイン
この大会には、俺も参加する。 貴様ごときでは、この俺を倒すことはできん。 |
Valkenhayn |
ナオト
はぁ……? |
Naoto |
ナオト
ていうか、そもそもあんた本気で出場すんのかよ。 いくら戦いが強くても、あんたじゃ優勝なんて無理だろ。 |
Naoto |
ヴァルケンハイン
なんだと……? 貴様、俺をみくびるつもりか!? |
Valkenhayn |
ナオト
い、いや! そういうわけじゃなくて―― |
Naoto |
ヴァルケンハイン
ならばどういうつもりだ!? 今の言葉、撤回できると思うな! |
Valkenhayn |
ナオト
ちょ……そんなに怒るなっての! |
Naoto |
ナオト
言っとくけど、大会には子供だって出るんだ。 大人気ないことをするんじゃねえぞ? |
Naoto |
ヴァルケンハイン
……どれだけ幼かろうと関係ない。 強者であれば歳に関わらず、全力で叩きのめすまでだ。 |
Valkenhayn |
ヴァルケンハイン
もし、それを不当だと言う奴がいれば、 そいつこそ叩きのめす! |
Valkenhayn |
ナオト
これは商店街のイベントだぞ? 空気の読めない乱暴なやり方は感心しねぇな。 |
Naoto |
ヴァルケンハイン
ほう? だったらどうするというのだ、小僧。 |
Valkenhayn |
ヴァルケンハイン
この俺の邪魔をしようと言うのか? |
Valkenhayn |
ナオト
テメェがそのつもりならこっちだって黙ってねぇぞ。 変に荒らされたりしたら、たまったもんじゃねぇからな。 |
Naoto |
ヴァルケンハイン
ふん……! ならば貴様はここでリタイアしてもらうぞ。 |
Valkenhayn |
ナオト
おう、やれるもんならやってみろ! |
Naoto |
ラーベ
まったく、バカが2人になるとろくなことがないな。 レイ、シエル、アレを止めてこい。 |
Raabe |
シエル
……そうですね。 ひとまず、事態を落ち着かせたほうがよさそうです。 |
Ciel |
第2節 大会を守れ!/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
ナオト
うわっ……!? |
Naoto |
ナオト
くそ、やっぱめちゃくちゃ強えな! |
Naoto |
ヴァルケンハイン
ふん、レイに免じて、ここまでにしてやる。 どうせ大会に出場すれば、再び相見えるだろうからな。 |
Valkenhayn |
ナオト
本気で出場するつもりっぽいな。 ……わかった、もう何も言わねえよ。 |
Naoto |
ナオト
けど、サヤたちも見に来るって言ってたんだ。 あんまり騒いだりはしないでくれよな。 |
Naoto |
シエル
……ナオトさん、なんだか様子がおかしかったですね。 何かを心配しているようでした。 |
Ciel |
ヴァルケンハイン
俺という強敵が出場することに慄いたか? それほど肝の小さい男ではないだろうが―― |
Valkenhayn |
シエル
衝撃音!? レイさん、伏せてください! |
Ciel |
ヴァルケンハイン
この気配は……蟲か!? |
Valkenhayn |
レリウス
その通りだ、ヴァルケンハイン。 |
Relius |
ヴァルケンハイン
レリウス……! 貴様、いったい何をしてる!? |
Valkenhayn |
レリウス
どういうわけか、蟲が発生した。 なにやらある場所に集まろうとしているようなのでな……。 |
Relius |
レリウス
様子を観察するべく、集合を促している。 |
Relius |
ラーベ
蟲だと? なぜ発生した? |
Raabe |
レリウス
原因はわからないが、 集まろうとしている目的はその場所にある魂だろう。 |
Relius |
ヴァルケンハイン
わからんな。 そうだとして、なぜ貴様が動いている? |
Valkenhayn |
レリウス
興味がある。 |
Relius |
シエル
脅威を排除するつもりはない、ということですか? |
Ciel |
レリウス
観察対象をわざわざ排除する理由はなんだ? この機会を逃すわけにはいかない。 |
Relius |
ラーベ
意見そのものには同意するが、パニックでも起これば 観察どころではなくなるんじゃないのか? |
Raabe |
レリウス
蟲自体はそれほど脅威ではない。 御剣機関が動けば、すぐに事態は終息するだろう。 |
Relius |
レリウス
それより、ちょうどいいところにいた。 ヴァルケンハイン、少し手伝え。 |
Relius |
レリウス
観察している最中、 余計な邪魔が入らないようにしてもらいたい。 |
Relius |
ヴァルケンハイン
断る。 そんなつまらんことに時間を費やす暇はない。 |
Valkenhayn |
レリウス
そうか。 それならば仕方ない、目標地点には私だけで向かうとしよう。 |
Relius |
シエル
……その蟲が集まっている場所はどこなんですか? 人通りが多いところだと危険な気がしますが。 |
Ciel |
レリウス
興味があるか。いい好奇心だ。 ……地図でいうと、この辺りだな。 |
Relius |
ヴァルケンハイン
なんだと!? この場所は……大会会場だぞ!! |
Valkenhayn |
レリウス
ほう? 図らずも目的地が同じだったか。 |
Relius |
レリウス
これも面白い偶然だ。 一緒にこの場所に行ってみるとしよう。 |
Relius |
ラケル
まったく……ナオトの応援に来てみただけなのに まさか蟲に襲われることになるなんてね。 |
Raquel |
サヤ
それぞれは脅威とは思えません。 ですが、油断は禁物ですよ、兄様。 |
Saya |
ナオト
わかってるっての! ……くっそ、なんで蟲がくるんだよ! |
Naoto |
ヴァルケンハイン
苦戦しているようだな、小僧。 |
Valkenhayn |
ナオト
げ、またあんたかよ……!? |
Naoto |
ヴァルケンハイン
大会はどうなっている。 ちゃんと開催されるんだろうな? |
Valkenhayn |
ナオト
それどころじゃねえだろ、どう見ても! 早いとこ蟲を駆除しちまわねえと、犠牲者が出るぞ!? |
Naoto |
ヴァルケンハイン
ふん、蟲ごときで軟弱な。 |
Valkenhayn |
シエル
妙ですね、一カ所に蟲が集まるなんて……。 やはり何か理由があるのではないでしょうか? |
Ciel |
レリウス
ふむ、吸血鬼にソウルイーター。 蟲はあれらの魂に引き寄せられたようだな。 |
Relius |
レリウス
他の人間とは比較にならない生命力だ。 餌としては申し分ない。 |
Relius |
ナオト
人を餌扱いするんじゃねぇって! |
Naoto |
シエル
……蟲の数が多いですね。 このままでは大会が中止になってしまうのではないでしょうか? |
Ciel |
ヴァルケンハイン
こんなことで中止にされてたまるか。 なんのためにここまで来たと思っている。 |
Valkenhayn |
ヴァルケンハイン
小僧、助太刀するぞ! 貴様たちは右の蟲をやれ! |
Valkenhayn |
ナオト
お、おう! そっちは任せていいんだな!? |
Naoto |
ヴァルケンハイン
誰の心配をしているんだ、貴様……。 この程度の蟲、早々に駆除してくれる! |
Valkenhayn |
第3節 因縁/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
シエル
はぁぁっ! |
Ciel |
ラーベ
……まだ蟲が引き寄せられてきている。 これではらちが明かないぞ? |
Raabe |
ヴァルケンハイン
ふん、いくら湧こうが関係ない。 すべて駆除すればいいだけのこと! |
Valkenhayn |
レリウス
……いや、駆除しきってもらっては困る。 |
Relius |
ヴァルケンハイン
なんだと? どういうことだ、レリウス。 |
Valkenhayn |
レリウス
吸血鬼やソウルイーター。 そしてそれに引き寄せられる蟲……。 |
Relius |
レリウス
いずれも興味深い観察対象だ。もう少し経緯を眺めたい。 しばらく泳がせておけ、ヴァルケンハイン。 |
Relius |
ヴァルケンハイン
冗談のつもりか!? こちらは大会の開催がかかっているんだ! |
Valkenhayn |
ヴァルケンハイン
一刻も早く、この蟲どもを殲滅する! こんなザコと戦うために来たわけではない! |
Valkenhayn |
シエル
また蟲が出現しました。 広範囲から複数、同時です。 |
Ciel |
ヴァルケンハイン
迎え撃つばかりではらちが明かん! |
Valkenhayn |
ヴァルケンハイン
小僧、お前たちは会場から離れて連中を引きつけろ! 一カ所に誘導して、まとめて叩き潰す! |
Valkenhayn |
ナオト
わかった……! |
Naoto |
ラーベ
暴れるだけが能ではないようだな。 戦闘に関しては一応頭も回るらしい。 |
Raabe |
ヴァルケンハイン
褒めたところで何も出んぞ。 それより、早く蟲を殲滅して―― |
Valkenhayn |
レリウス
そこまでにしてもらおう。 |
Relius |
ヴァルケンハイン
……何のつもりだ? |
Valkenhayn |
レリウス
このままお前に暴れられては、 観察をするどころではないからな。 |
Relius |
レリウス
少し大人しくしていてもらうぞ。 |
Relius |
シエル
レリウスさんが戦闘態勢に入りました。 レイさん、構えてください! |
Ciel |
ヴァルケンハイン
……面白い。 |
Valkenhayn |
ヴァルケンハイン
貴様相手に加減は不要だな! 全力で行かせてもらうぞ、レリウス!! |
Valkenhayn |
第4節 次元を超える拳/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
レリウス
……ふむ、これ以上の戦闘継続は 私にとっても不利益が生じる可能性が高いな。 |
Relius |
レリウス
思いがけず面白いものも観られたことだ。 ここは手を引くとしよう。邪魔をしたな、ヴァルケンハイン。 |
Relius |
ヴァルケンハイン
なっ……おい、待て!! |
Valkenhayn |
ラーベ
追う必要はないだろ。 とりあえず今は蟲の駆除が先決なんじゃないのか? |
Raabe |
シエル
ナオトさんたちが会場から離れたおかげで、 会場内の虫はいなくなっているようです。 |
Ciel |
シエル
合流して残りの蟲を討伐しましょう。 |
Ciel |
ヴァルケンハイン
よし、さっさと蟲を片付けて、 大会を開催させなければならん! |
Valkenhayn |
ナオト
いやー、助かった! 蟲も全部駆除できたし、ちゃんと大会は開催されるってよ! |
Naoto |
ヴァルケンハイン
ふむ。楽しみだぞ……。 どんな強者が集まっているのだろうな? |
Valkenhayn |
アナウンス
それでは、出場者の方は 特設会場にお集まりください〜! |
Announcer |
シエル
アナウンスが流れましたね。 さっそく会場に向かいましょう。 |
Ciel |
ヴァルケンハイン
これが……会場だと? |
Valkenhayn |
ヴァルケンハイン
リングも何も設置されていないではないか! ストリートファイト形式ということなのか!? |
Valkenhayn |
ナオト
はあ? 何言ってんだよ。 そこにちゃんと設置されてるじゃねえか。 |
Naoto |
ヴァルケンハイン
……? |
Valkenhayn |
シエル
もしかして、この箱状のもの……でしょうか? |
Ciel |
ナオト
ああ! 超有名な2D対戦格闘ゲームの筐体だ! 世界大会も開かれるくらいメジャーなんだぞ? |
Naoto |
ヴァルケンハイン
格闘……げえむ? 待て、この大会は格闘大会のはず―― |
Valkenhayn |
1: 格闘ゲーム大会と間違えた? |
1: |
ラーベ
どうやらそのようだな。 |
Raabe |
ラーベ
少年が当初怪訝そうにしていた理由もうなずける。 |
Raabe |
ナオト
そんなわけねえだろ!? そもそもこんな重いもん振り回せないっての! |
Naoto |
アナウンス
それでは初戦を始めましょう! |
Announcer |
アナウンス
エントリーナンバー1! ヴァルケンハインちいいいィーーーむ!! |
Announcer |
ヴァルケンハイン
む、む……? |
Valkenhayn |
アナウンス
対するは、エントリーナンバー4! 黒鉄ちいいいィーーーむ!! |
Announcer |
ナオト
おっ、さっそくか! |
Naoto |
ナオト
そんじゃ、手加減はしねえからな! |
Naoto |
ヴァルケンハイン
ま、待て! これはどうやって扱えばいいんだ!? |
Valkenhayn |
アナウンス
それでは始めましょう! |
Announcer |
アナウンス
れでぃいいいいいい! ふぁいっっ!! |
Announcer |
シエル
…………。 |
Ciel |
ヴァルケンハイン
…………。 |
Valkenhayn |
ラーベ
言葉もないな、これは。 ここまでぼろくそな負け方は初めて見た。 |
Raabe |
ナオト
いやー、快勝快勝! 自信満々だったワリには、たいしたことなかったな! |
Naoto |
ナオト
俺が言った通り、やっぱ優勝は無理だっただろ? 次はもうちょい練習してきてくれよな! |
Naoto |
ヴァルケンハイン
…………。 |
Valkenhayn |
ナオト
あ……あれ? どうしたんだよ、おい―― |
Naoto |
シエル
今はあまり声をかけないほうがよいかと。 攻撃性反応が急激に上昇しています。 |
Ciel |
ラーベ
いや、もう手遅れだ。 |
Raabe |
ヴァルケンハイン
ぬおおおおっ! なんだ、今のは!? あんなものが格闘大会だと!? |
Valkenhayn |
ヴァルケンハイン
俺は認めん……断じて認めんぞ!! |
Valkenhayn |
ナオト
お、おい!? なんで急に暴れ出して―― |
Naoto |
ヴァルケンハイン
格闘と名が付く大会ならば、 己の肉体で勝負してみせろ、軟弱者が! |
Valkenhayn |
ヴァルケンハイン
指先でちまちまちまちまと……! さっぱりわからんぞ、こんなもの!! |
Valkenhayn |
ナオト
八つ当たりじゃねえか、それ!? |
Naoto |
ナオト
くっそ……このままじゃ せっかく開催した大会が潰されちまう!! |
Naoto |
シエル
そうですね。 いずれにせよ、このまま暴れられては被害が出かねません。 |
Ciel |
シエル
なんとかして鎮静化すべきかと思われます。 |
Ciel |
ラーベ
簡単に言うが、あれは厄介だぞ? |
Raabe |
ヴァルケンハイン
こんな大会なんぞ叩き潰してくれる! ぬおおおおおおっ!! |
Valkenhayn |
ナオト
やるっきゃねえだろ! あんなの放っておけるわけねえ! |
Naoto |
シエル
レイさんも覚悟を決めてください。 |
Ciel |
シエル
対象の捕獲を開始します。 |
Ciel |