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Character Stories (Unused Content) |
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第1節 新生リミックスハート?/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
カジュン
はぁ……困ってしまいましたわ。 |
Kajun |
カガミ
ため息とは珍しいな、カジュン=ファイコット。 研究で何か行き詰まっているところがあるのか? |
Kagami |
カジュン
いえ、そういうわけではないんですの。 ただ……ちょっと考えていることがあって。 |
Kajun |
シエル
何かできることがあれば、お手伝いします。 |
Ciel |
カジュン
ありがとうですの、シエル。 |
Kajun |
カジュン
実は―― |
Kajun |
カガミ
……マイ=ナツメにプレゼントを贈りたい? |
Kagami |
カジュン
その通りですわ! 何せ今日は、マイと出会った記念日なんですの! |
Kajun |
シエル
ですが、フガク内でプレゼントを探すのは、 少し難しいのではないかと……。 |
Ciel |
カジュン
そうなのですわ……。 まさにそのことで悩んでいたんですの。 |
Kajun |
カジュン
この記念日に何もしないなんてありえませんわ。 なんとかしてマイにプレゼントを―― |
Kajun |
1: すごい執念だね |
1: |
カジュン
それは当然ですの! |
Kajun |
カジュン
お友達を大事にするのは当然! ですの!! |
Kajun |
カジュン
マイは士官学校時代に、美少女探偵団リミックスハートを 一緒に結成していたほどの大親友なんですの! |
Kajun |
カジュン
その大親友に最高のプレゼントを用意するためなら、 どんな手段もいといませんわ! |
Kajun |
カガミ
で、その最高のプレゼントはもう決まっているのか? |
Kagami |
カジュン
もちろんですわ! そのためにファントムフィールドに連れてってほしいのです! |
Kajun |
シエル
なるほど……。 カガミさん、どうしますか? |
Ciel |
カガミ
そんなに気軽に許可を出すわけにはいかないんだが……。 まあいい、プレゼントを見つけたらすぐに戻ってこいよ。 |
Kagami |
カジュン
嬉しいですわ! |
Kajun |
カジュン
実はもう準備万端ですの。 いざ、ファントムフィールドへダーイブ! |
Kajun |
シエル
かなり荒れた森ですね……。 |
Ciel |
ラーベ
こんな森の奥で手に入るものなのか? 店があるような場所には見えないが。 |
Raabe |
カジュン
マイは爬虫類……特にカメレオンが大好きなんですの。 この森には固有の種が生息しているので、それを捕獲します。 |
Kajun |
シエル
なるほど……。 確かにこの森は生物がたくさん生息しているようですね。 |
Ciel |
シエル
珍しい植物もたくさん―― |
Ciel |
カジュン
いけませんの! それは触れただけで体を蝕む猛毒を持ってますの! |
Kajun |
シエル
えっ……!? |
Ciel |
ラーベ
一見しただけで植物の毒性を見抜くとはな。 かなりの知識を持っているようだ。 |
Raabe |
カジュン
気になるものはすべて調べて、メモしていますから。 あらゆる植物の毒性についても、当然調査記録済みですの。 |
Kajun |
カジュン
ちなみに詳しいのは植物だけではありません。 カメレオンの生態だって、完璧に把握済みですのよ。 |
Kajun |
ラーベ
頼もしいな。 これなら、カメレオンもすぐに捕獲できそうだ。 |
Raabe |
カジュン
ちなみにこの森には大型の熊も生息していますの。 遭遇しないように、慎重に調査をしていきましょう。 |
Kajun |
ラーベ
熊だと? そういうことはもっと早く―― |
Raabe |
シエル
もう手遅れです。 敵性反応、急速に接近中……大型生物と確認。 |
Ciel |
熊
グアアアアアアアアア!!! |
Bear |
カジュン
噂をすればなんとやら、ですの! |
Kajun |
シエル
戦闘態勢に移行、ターゲットを無力化します。 |
Ciel |
第2節 思わぬ出逢い/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
カジュン
どうにか退治できましたわね……。 |
Kajun |
ラーベ
だが、暴れたせいで周りの動物は逃げ出してしまった。 ここでカメレオンを見付けるのは困難だぞ。 |
Raabe |
カジュン
そうですわね。 場所を変えた方が賢明ですの。 |
Kajun |
カジュン
確か、こっちの方向に歩いて行けば水辺に出たはず…… 闇雲に探すよりも、まずは目的地を設定して移動しましょう。 |
Kajun |
ラーベ
賛成だ。 遭難するのはごめんだからな。 |
Raabe |
シエル
結局、カメレオンは見つかりませんでしたね。 |
Ciel |
カジュン
見落としてしまったのかもしれませんわ。 もと来た道を戻って、くまなく捜索を―― |
Kajun |
ラーベ
まあ待て、落ち着くんだ。 闇雲に探すべきではないと言ったのは自分だろう? |
Raabe |
ラーベ
それに、ここまで歩き通しで疲労もたまっている。 一度休憩することを推奨したいところだな。 |
Raabe |
カジュン
……すみません。 |
Kajun |
カジュン
なんだか、気が急いていたみたいですの。 みなさんにご迷惑をおかけしてしまって……。 |
Kajun |
1: そんなこと気にしないで |
1: |
カジュン
レイ、ありがとうですの。 |
Kajun |
カジュン
ええ……その通りですわ。 |
Kajun |
カジュン
毎年欠かさず贈っていたプレゼント、 今年だけなしだなんて、そんなことは許されませんの! |
Kajun |
ラーベ
マメな奴だな。 研究者向きの性格と言えばそうなのだろうが―― |
Raabe |
???
た、助けてぇ〜!! |
??? |
ラーベ
悲鳴……? こんな人気のない場所で? |
Raabe |
カジュン
女の子の声でしたの! あちらから聞こえたような―― |
Kajun |
シエル
敵性反応、急速接近! これは……あの水辺からです! |
Ciel |
カジュン
あれは……マコト!? |
Kajun |
マコト
あわわわ……死ぬぅ〜! |
Makoto |
ラーベ
オオダコに襲われてしまっているようだな。 |
Raabe |
カジュン
これは世紀の大発見かもしれませんの! とりあえず詳細を記録しておかなくては!! |
Kajun |
マコト
ちょっとぉ〜!! こっちのことは無視するワケぇ!? |
Makoto |
カジュン
もちろん、マコトのことも忘れてはいませんの。 必ず助けてあげますわ!! |
Kajun |
第3節 トラブルメーカー/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
カジュン
こんなに大きなタコがこの森に生息していただなんて……。 |
Kajun |
カジュン
まあ、なんにしてもマコトが無事でよかったですの。 |
Kajun |
マコト
これが無事に見える……? ぬめぬめべたべたで気持ち悪いんだけど……。 |
Makoto |
カジュン
怪我がなかったんですから、運が良かったですの。 それにしても、なぜマコトがこんな森の奥に? |
Kajun |
マコト
いやぁ、それはその〜…… 実は、第七機関の調査を命令されててさぁ。 |
Makoto |
カジュン
第七機関の……なるほどですわ。確かにこの森の近くには ワタクシが所属している研究所があります。 |
Kajun |
カジュン
統制機構の諜報部もなかなか大変ですのね。 こんな辺境まで調査に来なければならないなんて。 |
Kajun |
マコト
友達をスパイするなんてイヤだったけど、 仕事なんだからしょうがないじゃんか〜……。 |
Makoto |
カジュン
それを責めてはいませんの。 立場は違えど、ワタクシはマコトを信じていますから。 |
Kajun |
マコト
カジュン〜! |
Makoto |
マコト
……でも、そっちこそ研究所の外に出て何をしてたわけ? 何か怪しい実験とかやってたんじゃないの〜? |
Makoto |
カジュン
怪しい研究なんかしていませんの! ココノエ博士じゃあるまいし……。 |
Kajun |
カジュン
ワタクシたちは今、マイへのプレゼントとして カメレオンを探しているのです! |
Kajun |
マコト
マイにプレゼント? |
Makoto |
カジュン
その通りですわ! マイのために、この森固有のカメレオンを―― |
Kajun |
マコト
そのカメレオンなら、さっき見たけど? |
Makoto |
カジュン
……!? そ、それは本当ですの!? |
Kajun |
マコト
マイのプレゼントを探してるカジュンに 嘘なんてつくわけないじゃん! |
Makoto |
マコト
ほらほら、案内してあげるからついてきて〜! |
Makoto |
シエル
行ってしまいましたね。 私達はどうしたらよいでしょうか? |
Ciel |
ラーベ
手がかりもなく探し回るよりは効率的だろう。 少なくとも、マコト=ナナヤに我々への敵意はないからな。 |
Raabe |
マコト
えーと、確かこの辺りに……。 |
Makoto |
1: つ、捕まえた!! |
1: |
カジュン
本当ですの!? |
Kajun |
カジュン
見つけたんですの!? |
Kajun |
カジュン
……って、これは違いますわ。 ギタイモドキというトカゲですの。 |
Kajun |
カジュン
爬虫類には変わりありませんが、 やはりプレゼントはカメレオンでなければ。 |
Kajun |
シエル
そうなってくると、 マコトさんが見つけたのもこの種の可能性が出てきますね。 |
Ciel |
シエル
このギタイモドキというトカゲのことを カメレオンと勘違いしたのかもしれません。 |
Ciel |
マコト
それはないって! この目でちゃーんと見たし! |
Makoto |
カジュン
そうですわね。 ギタイモドキの生息域はカメレオンのそれと被るんですの。 |
Kajun |
カジュン
ギタイモドキを見付けられたことは、 この近辺にカメレオンがいる根拠になりますわ。 |
Kajun |
マコト
それじゃあ、もうちょっと探してみよう! 例えばほら、この木の上とか―― |
Makoto |
カジュン
……!? マコト、そこからすぐに離れて! |
Kajun |
マコト
え……? うわわわわわっ!! |
Makoto |
カジュン
あれは……木竜!? この森にはあんな怪物まで生息していたんですの!? |
Kajun |
カジュン
こ、これは大発見ですわ……! 詳細を取材して、記録に残しておかなければ! |
Kajun |
ラーベ
メモを取るのは後にしておけ。 あのままでは、マコト=ナナヤが木竜の餌になるぞ。 |
Raabe |
マコト
なんであたしばっかりこんな目に〜っ!? |
Makoto |
シエル
急いで救助したほうがよさそうです。 レイさん、戦闘態勢に移行してください。 |
Ciel |
第4節 トラブルメーカー/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
マコト
助かったぁ……。 |
Makoto |
カジュン
不用意に怪しげなものに近付くからですわ。 マコトは昔っからそうですの。 |
Kajun |
マコト
いやいやいや、今回は違うって! 木竜のこと、完璧に木だと思ってたし……! |
Makoto |
ラーベ
……マコト=ナナヤの言葉に偽りはない。 この木竜の体……枝に擬態していた部分を見てみろ。 |
Raabe |
シエル
これは……カメレオン? |
Ciel |
カジュン
まさか、ずっと木竜にしがみついていたんですの!? |
Kajun |
ラーベ
そのまさか、だろうな。 木竜の体を、木の枝だと勘違いしていたらしい。 |
Raabe |
ラーベ
突然動き出してさぞかし驚いたことだろう。 見ろ、ショックで体が硬直してしまっている。 |
Raabe |
シエル
生命反応はあります。大きな損傷もないようです。 |
Ciel |
カジュン
ええ、ただ固まっているだけですわ。 |
Kajun |
カジュン
この子を連れて帰れば、きっとマイも喜びますの! マコト、案内感謝いたしますわ! |
Kajun |
マコト
いいっていいって〜。 カメレオンも見つけたし、あたしはここで退散しよっかな。 |
Makoto |
マコト
あたし、統制機構の衛士だもん。 マイに迷惑かけるわけにはいかないからね。 |
Makoto |
マコト
てわけだから、マイによろしく言っといて! じゃーねー! |
Makoto |
ラーベ
行ってしまったな。 立場の違いというのは、厄介なものだ。 |
Raabe |
カジュン
たとえ立場が違っても、気持ちは繋がっていますの。 いつまでも、マコトとワタクシたちは親友同士ですわ。 |
Kajun |
カジュン
カメレオンも無事に見つけられましたし、 早速、フガクに戻りますわよ! |
Kajun |
マイ
こ、このカメレオンを私に……!? |
Mai |
カジュン
はい、ワタクシたちが出会った記念日のプレゼントですの。 マイはカメレオンが好きでしたよね? |
Kajun |
マイ
うん、大好き! このスベスベの肌って最高だよね。 |
Mai |
マイ
だけど、外で捕まえた子を フガクで飼うのはかわいそうかも……。 |
Mai |
マイ
カジュンの気持ちは嬉しいんだけど、 この子は森に返してあげちゃダメかな? |
Mai |
カジュン
はうっ!? |
Kajun |
シエル
カジュンさん? どうしたんですか、急に胸を押さえて―― |
Ciel |
カジュン
わ、ワタクシは間違っていましたの……。 |
Kajun |
カジュン
マイの性格なら、カメレオンを捕まえてプレゼントしても こういう結果になることは予測できていたはずです。 |
Kajun |
カジュン
マイの優しさとその気持ちを理解しきれていなかった…… ワタクシはマイの親友失格ですの〜!! |
Kajun |
マイ
か、カジュン……? |
Mai |
カジュン
次はもっと別の方法でマイを喜ばせてみせますの! そのためにも、マイをさらに観察しなくては……! |
Kajun |
マイ
えっ、ちょ、ちょっと!? ひゃあああああ、どこ触ってるのぉ!? |
Mai |
カガミ
……仲良きことは美しき哉、というところか。 |
Kagami |
シエル
止めなくてもいいのでしょうか? |
Ciel |
カガミ
放っておけ。 中途半端に手を出すと面倒なことになる。 |
Kagami |
カジュン
マイ〜! 隅から隅まで観察させてもらいますの〜!! |
Kajun |
シエル
私にはよくわかりませんが…… カジュンさんが楽しそうなことは、伝わります。 |
Ciel |
カガミ
それがわかっていれば、上々だ。 |
Kagami |
シエル
では、次はカメレオンを森に戻す任務ですね。 |
Ciel |
カジュン
そうですわね。 もしよかったら、次はマイも一緒に行きませんか? |
Kajun |
マイ
わ、私も……!? |
Mai |
カジュン
久しぶりにマイと冒険するっていうのも 楽しそうかなと思ったんですの! |
Kajun |
マイ
そういうことなら……うん、一緒に行くよ。 冒険ってなんだか楽しそうだし。 |
Mai |
カジュン
そう言ってくれると思ってましたわ! |
Kajun |
カジュン
美少女探偵団リミックスハート、 今日からさっそく再始動ですわ〜! |
Kajun |