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Prologue | one emerging possibility |
Main Story | Prologue · Chapter 1 · Chapter 2 · Chapter 3 · Chapter 4 · Chapter 5 |
Events | |
Character Stories (Unused Content) |
This article contains phrases or names that do not have official English localizations. Their current translations act as placeholders. |
第1節 オペラの日/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
レリウス
……ふむ、こんなところだろう。 なかなかいいデータが取れたな。 |
Relius |
ラーベ
ん? なんだ、今日の実験は終わりか? |
Raabe |
レリウス
そういうことだ。 これから別の用事があるからな。 |
Relius |
シエル
用事、ですか。
|
Ciel |
レリウス
違うな。 ひとつの目的だけのために行動するのは非効率的だろう。 |
Relius |
レリウス
この街でオペラの公演がある。 世界的にも有名な劇団らしい。是非見ておきたい。 |
Relius |
ラーベ
おい、ひとりで行動するつもりか? ここはフガクじゃないことを忘れるなよ? |
Raabe |
レリウス
それがどうした? |
Relius |
ラーベ
どうしたもこうしたもない。 勝手な行動はするな、と言っているだけだ。 |
Raabe |
レリウス
……私はただ、オペラを観に行くだけだ。 それにどんな問題がある? |
Relius |
キイロ
問題なら大アリよ、レリウス。 |
Kiiro |
レリウス
緋鏡キイロか、なんの用だ? |
Relius |
キイロ
仕事の依頼よ。 それ以外に、あなたに声をかける理由がある? |
Kiiro |
レリウス
悪いが、今日は臨時の休日だ。 仕事の依頼は受け付けていない。 |
Relius |
キイロ
あら、そうなの? あなた好みの仕事だと思ったんだけど、残念ね。 |
Kiiro |
レリウス
……ほう? |
Relius |
キイロ
討伐対象は『次元の歪みから出没した魔素の塊』よ。 御剣機関の人間が束になっても、まるで歯が立たなかったわ。 |
Kiiro |
キイロ
……でも、お休みっていうなら仕方がないわね。 この仕事の依頼は別の誰かにでも―― |
Kiiro |
レリウス
続けろ。話だけは聞こう。 |
Relius |
キイロ
そう? じゃあ、このレポートに目を通してくれるかしら。 |
Kiiro |
レリウス
ふむ……。 |
Relius |
キイロ
これまでに収集した情報はすべて網羅してあるわ。 内容を確認して、疑問点があれば聞いてちょうだい。 |
Kiiro |
レリウス
……ダメだな、話にならん。 |
Relius |
レリウス
ページ番号を打っていないし、文書の体裁が統一されていない。 せめてフォントのサイズくらいは合わせろ。 |
Relius |
キイロ
そういえばあなた、本棚の本が作者順や 五十音順に並んでないと許せないタイプだったわね……。 |
Kiiro |
キイロ
まあ、レポートのことは部下に伝えておくわ。 ……それで、仕事を受ける気になった? |
Kiiro |
レリウス
そうだな……確かに興味深い。 オペラ鑑賞の前に、立ち寄るとしよう。 |
Relius |
キイロ
っていうことは、仕事を引き受けるってことよね。 なら、あなたたちはこれから私の指揮下に入ってもらうわ。 |
Kiiro |
キイロ
次元の歪みの調査は完璧じゃないし、 現場はデリケートな状況の可能性が高いからね。 |
Kiiro |
キイロ
いつもみたいな動きじゃなくて、 しっかり連携を取って動いてもらうわ。 |
Kiiro |
レリウス
それなら他をあたれ。 私は次元の歪みとやらに興味があるだけだ。 |
Relius |
レリウス
この事態がどう転ぼうと構わん。 ……なんにせよ観察には行かせてもらうが。 |
Relius |
キイロ
はぁ? そんなの許されるわけがないでしょう? |
Kiiro |
キイロ
従えないのなら余計なことはしないで。 イレギュラーな事態はできるだけ避けておきたいのよ。 |
Kiiro |
レリウス
安心しろ、邪魔をするつもりはない。 あくまでも観ているだけだ。 |
Relius |
キイロ
それが邪魔だと言っているのよ。 変にウロウロされたら気が削がれるでしょう……! |
Kiiro |
レリウス
焦っているようだな。 それだけ厄介な相手というわけか? |
Relius |
キイロ
焦ってなんかいないわよ。 ……面倒な事態なのは事実だけど。 |
Kiiro |
レリウス
……指揮下に入るのなら、報酬は倍額だ。 |
Relius |
キイロ
倍!? 勝手なこと言って、冗談じゃないわ。 いいわ、なら、強引に従わせてあげる。 |
Kiiro |
キイロ
いいえ……むしろ余計な邪魔をされないためにも、 身の程を思い知ってもらおうかしら! |
Kiiro |
シエル
対象の戦闘レベル上昇。 また、怒らせてしまったのでしょうか? |
Ciel |
レリウス
ふむ……物のついでだ。苛立ちという 精神状況における戦闘能力について、少し調査してみよう。 |
Relius |
第2節 観察対象/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
レリウス
まあこんなものか。 ひとまずデータとしては十分だろう。 |
Relius |
キイロ
本当に腹が立つわね、あなたは……! |
Kiiro |
レリウス
腹を立てるのは勝手だが、油を売っていていいのか? 連携を重視した作戦があるのだろう? |
Relius |
キイロ
……わかったわよ。 これぐらいにしておいてあげるわ。 |
Kiiro |
シエル
キイロさんの戦闘態勢解除を確認しました。 |
Ciel |
キイロ
あんたにはもう頼まないわよ、 今回の件は報酬も依頼もなし! |
Kiiro |
キイロ
あんたたちもこんな男と一緒にいると ろくなことにならないわよ! |
Kiiro |
シエル
いえ、いろいろと学ぶことができますから。 多くのことを勉強させてもらっています。 |
Ciel |
キイロ
ふん……まあいいわ。 |
Kiiro |
キイロ
言っておくけれど、邪魔をしたら これくらいじゃすまないからね、レリウス。 |
Kiiro |
シエル
……行ってしまいましたね。 |
Ciel |
ラーベ
キイロはレリウスに何かと手を焼いているみたいだな。 |
Raabe |
レリウス
まだ開演まで時間はあるか……。 |
Relius |
シエル
あの、仕事は受けなくてよかったんですか? |
Ciel |
レリウス
構わん。自由に動けないのならば意味がないのでな。 とりあえず、魔素の塊とやらが出没した場所まで行くとしよう。 |
Relius |
ラーベ
キイロは来るなと言っていたようだが? |
Raabe |
レリウス
それに従う理由はない。 |
Relius |
レリウス
……現場には御剣機関の奴等が向かっているだろうか。 だとしたら、魔素の塊とやらの実際の戦闘の様子が観られるはず。 |
Relius |
1: ' |
1: |
ラーベ
私も次元の歪みとやらには興味がある。 せっかくだし見に行ってみよう。 |
Raabe |
シエル
この付近のようですが、 特に変わった様子はありませんね。 |
Ciel |
ラーベ
ここはあくまでも敵が目撃された場所に過ぎない。 それに目撃されてからかなりの時間が経過している。 |
Raabe |
ラーベ
何か痕跡のようなものは見つかるかもしれないが 革新的な証拠や情報を得るのは難しいだろうな。 |
Raabe |
レリウス
いや、そうでもないみたいだぞ。 |
Relius |
シエル
前方から複数体の生体反応を感知しました。 こちらへ急速に接近しています! |
Ciel |
レリウス
ほう……相手から出てきてくれるとは 探す手間が省けたというものだ。 |
Relius |
魔獣
グオオオオオオオオッ!!! |
Monster |
シエル
これは……蟲ではありませんね。 どうやら魔獣のようです。 |
Ciel |
レリウス
……成形が不完全だな。 生物として確立するには、結合が脆すぎる。 |
Relius |
レリウス
これは……目的のものとは違う……なりそこないか。 目障りだ。先に片づけておくとするか……。 |
Relius |
第3節 不死者殺し/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
シエル
……魔獣の殲滅を確認しました。 それにしても、なぜこの新川浜に魔獣が―― |
Ciel |
ラーベ
おそらく次元の歪みの影響だろう。 詳しいことは調べてみないとわからんが。 |
Raabe |
ラーベ
レリウス、敵の潜伏場所については あのレポートに書かれていなかったのか? |
Raabe |
レリウス
御剣機関のレポートには記載がなかった部分だな。 今倒した魔獣の足跡をたどっていけば、出発点に着けるだろう。 |
Relius |
レリウス
それに……おおよその推測はできている。 この街で次元の歪みが発生しそうな場所はあそこだけだからな。 |
Relius |
レリウス
……ふむ。 |
Relius |
ラーベ
……何かいるな。 |
Raabe |
シエル
そうですね。強い反応を感知しています。 気を付けてください、レイさん。 |
Ciel |
レリウス
やはり推測が当たっていたようだな。 どうやら、ここで正解のようだ。 |
Relius |
ラーベ
油断するんじゃないぞ、レイ。 次元の歪みなんてものが普通であるはずがないからな。 |
Raabe |
魔素の塊
……。 |
Seithr Ghoul |
ラーベ
人の形をした魔素……? これはどういうことだ? |
Raabe |
レリウス
なるほど、人の形を成した魔素の塊。 あれが元凶のようだな。 |
Relius |
レリウス
……素晴らしい、魔素による成型というわけか。 じっくりと観察させてもらわなければな。 |
Relius |
ラーベ
おい、魔素にのまれても知らないぞ? 面倒事はごめんだからな。 |
Raabe |
シエル
何かを守っているように見えますね。 |
Ciel |
レリウス
あの後ろにあるものを守っているのだろう。 |
Relius |
ラーベ
守るだと……? まさか、あそこに次元の歪みがあるのか!? |
Raabe |
魔獣
グオオォォォォォアアァッ!! |
Monster |
ラーベ
やれやれ、面倒なことになったな。 あの歪みから魔獣が出てきているみたいだぞ。 |
Raabe |
レリウス
次元の歪み、人の形を成した魔素。 観察の甲斐があるものばかりだな。 |
Relius |
レリウス
まずは人の形を成した魔素がどれほどの力なのか、 試させてもらおう。 |
Relius |
第4節 見えたもの/
Summary | |
---|---|
(とくになし) | (None) |
魔獣
グオオォォアアァァァァァ!! |
Monster |
魔素の塊
……。 |
Seithr Ghoul |
レリウス
ほう? あれだけの攻撃を受けても 人の形を保っていられるのか。 |
Relius |
ラーベ
感心している場合じゃないだろう。 倒せないということなんだぞ? |
Raabe |
シエル
待ってください。様子が……。 |
Ciel |
ラーベ
消えた……? |
Raabe |
レリウス
ふむ、形を保つのにも限界があるようだな。 |
Relius |
シエル
次元の歪みも消えているようですね。 |
Ciel |
レリウス
歪みと形を維持する力がなくなり消滅、と言ったところか。 なるほど、これは面白い。 |
Relius |
キイロ
……余計なことをしてくれたわね。 |
Kiiro |
レリウス
遅かったな。もう少し早く到着していれば、 面白いものを見れたものを。 |
Relius |
キイロ
邪魔はしないで、って言ったはずよ。 それなのに、なぜあなたたちがここにいるの!? |
Kiiro |
レリウス
邪魔? お前たちの邪魔をしたつもりはないが。 私はただ観察をしただけのことだ。 |
Relius |
レリウス
対象の排除もすでに完了している。 責められるいわれはないはずだがな。 |
Relius |
キイロ
……私達の動きが遅れたことは確かだわ。 |
Kiiro |
キイロ
でも、御剣機関が乗り出した案件と知っていたわよね? |
Kiiro |
キイロ
報告書にはその旨、しっかり書かせてもらいますからね。 |
Kiiro |
シエル
私達、悪いことをしたんでしょうか? |
Ciel |
レリウス
事態の対処に貢献したことは事実だ。 |
Relius |
レリウス
それに、いいデータを入手することもできた。 思いがけず、面白い体験をすることができたな。 |
Relius |
1: そう言えば、オペラはどうするの? |
1: |
レリウス
無論、見に行く。 これでも楽しみにしていたのでな。 |
Relius |
ラーベ
そうだな、今日は私も疲れた。 |
Raabe |
シエル
ラーベさんにも『疲れる』という概念があるんですか? |
Ciel |
ラーベ
もちろんあるとも。心労というだろう? 私はこれでも繊細なんだ。 |
Raabe |
レリウス
では、向かうとしよう。 オペラ開演まで、もうあまり時間もないようだ。 |
Relius |
シエル
えっと、私達も一緒にということでしょうか? |
Ciel |
レリウス
それ以外にあるのか? 知識を豊かにすると思えば無駄にはならないだろう。 |
Relius |
レリウス
開演まで時間もない。さっさと向かうぞ。 |
Relius |
シエル
あ、レリウスさん! 待ってください! |
Ciel |
ラーベ
まったく…… 勝手なやつだ……。 |
Raabe |