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Story:BBDW Character Story Jin

From BlazBlue Wiki
Revision as of 02:54, 1 January 2022 by Chao (talk | contribs) (initial page, formatted with transcript)
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第1節 赤鬼襲来/

Summary
(とくになし) (None)
シエル

――私達にお願いがある、ですか?

Ciel
ジン

ああ、そうだ。

Jin
カガミ

珍しいな。 お前が他人を頼るとは。

Kagami
ジン

もちろん、普通なら僕が頭を下げるなんてありえない。 だが……今回はどうしても協力者が必要だ。

Jin

1: 頭を下げてるようには見えないけど……
2: わかった、協力するよ

1:
2:

シエル

それで、私達はいったい何をすればよいのですか?

Ciel
ジン

……ファントムフィールドのヤマツミで、 ある闘技大会が開催される。

Jin
ジン

お前達にはそれに参加してもらいたい。

Jin
カガミ

話が見えないな。 なんの目的で、大会に出場させたいんだ?

Kagami
ジン

その大会で、貴重なビンテージバイクが商品になっているんだ。

Jin
ジン

僕はなんとしても、そのバイクを手に入れたい。

Jin
カガミ

それなら、自分で参加すればいいじゃないか。

Kagami
ジン

もちろん僕も参加する。 ただ、問題はそのバイクが準優勝の賞品ということだ。

Jin
シエル

それが何か問題でもあるのですか? ジンさんほどの実力があれば、準優勝など簡単に――

Ciel
ジン

どんな理由があっても、 僕が誰かに敗北するなんて許されない。

Jin
カガミ

プライドの塊みたいだな。

Kagami
カガミ

つまりは、シエル達を大会に出場させて、 自分は優勝しつつ、準優勝してもらおうという魂胆か。

Kagami
ジン

その通りだ。

Jin
ジン

僕は優勝賞品には興味がない。 バイクと交換すれば、互いにメリットがある。

Jin
シエル

……マッチポンプというやつですね。

Ciel
ジン

話は以上だ。 さっそく大会会場に向かうぞ。

Jin
ヒビキ

――キサラギ少佐? 少佐も見回りですか?

Hibiki
ジン

ヒビキか……まあ、そんなところだ。

Jin
ヒビキ

少佐も警備に動員されていたのですね。

Hibiki
ヒビキ

ストリートファイト形式の勝ち抜き戦ですから、 警備は多い方がいいというカグラ様の判断なのでしょうか……。

Hibiki
ジン

カグラ? なぜ奴の名前が出てくる。

Jin
ヒビキ

知らないのですか?

Hibiki
ヒビキ

この闘技大会の主催はカグラ様なんです。

Hibiki
ジン

カグラが……主催?

Jin
ヒビキ

こういった派手な大会も、時には必要という判断なのでしょう。

Hibiki
ヒビキ

そろそろ時間ですね。 ご武運を、キサラギ少佐。

Hibiki
シエル

――……ストリートファイトですか。

Ciel
ジン

どんな形式だろうと関係ない。 ただ勝つ、それだけだ。

Jin
テイガー

こんなところでイカルガの英雄に会うとはな。

Tager
ジン

第七機関の赤鬼……! なぜ、お前がここにいる。

Jin
テイガー

なぜ? 闘技大会の出場者が、ここにいて何か問題でもあるのか。

Tager
ジン

大会に出場? いったいなにが目的だ?

Jin
テイガー

……ビンテージバイク。 あれは第七機関が回収する。

Tager
ジン

……!

Jin
テイガー

あのバイクは非常にいいものだ。 特に、希少な部品で構成されたエンジン部分はな。

Tager
ジン

あのバイクは僕のものだ。 誰にも渡すつもりはない。

Jin
テイガー

やるつもりか?

Tager
テイガー

……いいだろう、お前とはイカルガ内戦時のこともある。 あの時の決着、つけさせてもらうぞ。

Tager
ジン

それはこちらのセリフだ。

Jin

第2節 最後のチケット/

Summary
(とくになし) |(None)
テイガー

腕を上げたようだな。

Tager
テイガー

――……ココノエか。 そうか……わかった、そちらへ戻る。

Tager
テイガー

貴様と戦う理由はたった今なくなった。

Tager
ジン

なに?

Jin
テイガー

こちらの探し物はすでに手に入った。 もはやバイクに用はない。

Tager
ジン

待て、赤鬼!

Jin
ジン

ちッ……。

Jin
ラーベ

逃げられたな。 追わなくてもいいのか?

Raabe
ジン

赤鬼は大会への参加を放棄した。 そんな相手を追って、体力を消耗するなど愚かしい。

Jin
シエル

本当はバイクが欲しいだけなのでは……。

Ciel
ジン

…………。 次の場所へ向かうぞ。

Jin
参加者

お……お前たち、大会の参加者か?

Participant
ジン

そうだが。 その様子だと、すでに敗退したようだな。

Jin
参加者

ああ……デタラメに強ェんだが、 やたらとうるさい奴に、手も足もでなかったぜ……。

Participant
ジン

で、そいつはまだ近くにいるのか?

Jin
バング

呼ばれて飛び出ていざ参上! 拙者の名は、獅子神萬駆!

Bang
バング

お主らも大会の出場者でござるな! であれば、拙者がお相手いたす――って。

Bang
バング

お主はまさか統制機構のジン=キサラギぃ!?

Bang
ジン

こいつか。 たしかに騒がしい奴だ……。

Jin
バング

ここであったが百年目! テンジョウ様を守れなかった無念、ここで晴らさせてもらう!

Bang
ジン

貴様では僕には勝てない。

Jin
バング

なにをぉ〜!  日々の鍛錬の成果、お主にぶつけるしかないようでござるな。

Bang
バング

そして優勝したあかつきには、賞品をライチ殿に送って 今日こそ拙者の愛を届けるでござる!!

Bang
ジン

……フン、くだらん。

Jin

第3節 譲れない戦い/

Summary
(とくになし) (None)
バング

うぐぅ、無念なり……。

Bang
バング

ライチ殿への思いは、まだ届かないでござるか。 こうなればもう一度、鍛え直しでござるぅぅぅぅぅっ!

Bang
ジン

……最後まで騒がしい奴だったな。

Jin
シエル

次から次に実力者が現れますね。 あとどれくらいの人が勝ち残っているんでしょう?

Ciel
ジン

さぁな。 この辺りは、既に奴が片付けていたようだが――

Jin
アナウンス

闘技大会運営より、参加者にご連絡があります。 現在勝ち残っている方は、闘技場にお集りください。

Announcer
アナウンス

勝ち残っていても闘技場へ来ることができない方は、 敗退として扱います。

Announcer
ジン

……聞いたな? 闘技場へ向かうぞ。

Jin
ラーベ

参加者の中で、残っているのは我々だけか。

Raabe
ジン

そのようだ。

Jin
???

じ、ジン兄様!?

???
ジン

……ツバキか。

Jin
ツバキ

そんな……ジン兄様も この大会に参加されていたなんて――

Tsubaki
ジン

何か問題でもあるのか?

Jin
ツバキ

い、いえ……なんでも。 まさかジン兄様達と決勝を争う事になるなんて。

Tsubaki
ノエル

ツバキ、頑張って! あの目的のために、私も協力するから……!

Noel
ジン

……貴様か。 ツバキをたぶらかし、大会に出場させたのは。

Jin
ノエル

……っ!?

Noel
ツバキ

違います……! この大会に出場したのは、私の意志です!

Tsubaki
ツバキ

ノエルは私の手伝いをしてくれているだけ……。 いくらジン兄様相手とはいえ、簡単に負けるわけにはいきません。

Tsubaki
ジン

……いい目をするようになったな。

Jin
ジン

手加減をする必要はなさそうだ。 全力で相手をしてやろう、ツバキ!

Jin

第4節 大切なもの/

Summary
(とくになし) (None)
ノエル

負けてしまいました……。

Noel
ツバキ

やっぱり、ジン兄様はさすがですね。

Tsubaki
ツバキ

悔しいですが、負けを認めるしかありません。

Tsubaki
ジン

いい太刀筋をしていた。 腕を上げたようだな、ツバキ。

Jin
ツバキ

……ありがとうございます。 ですが、ジン兄様を超えることはできませんでした。

Tsubaki
ノエル

ごめんね、ツバキ…… 私の力が足りなかったばっかりに――

Noel
ツバキ

いいのよ、全力は出し切ったんだもの。 悔いなんかない……ありがとう、ノエル。

Tsubaki
ジン

……これで残ったのは僕達だけ。 次が決勝戦、というわけだな。

Jin
シエル

そのようです。 予定通り、私達は――

Ciel

1: 棄権します!
2: 負けを認めます!

1:
2:

ジン

そうだ、それでいい。

Jin
ジン

これでバイクは僕の物……。

Jin
ヒビキ

――ちょっと待ってください!

Hibiki
ジン

ヒビキ……?

Jin
ヒビキ

キサラギ少佐、そしてレイさん。 貴方達は事前に、勝ち負けの取り決めをしていましたね?

Hibiki
ヒビキ

これは明確な八百長行為に値します。 よって、大会運営から両者失格という判断がくだされました。

Hibiki
ジン

なんだと……。

Jin
シエル

それじゃあ、大会の決勝は――

Ciel
ヒビキ

真の決勝戦は、ツバキとノエル。 お二人の直接対決で決定することとなりました。

Hibiki
ツバキ

私達が決勝……!?

Tsubaki
ジン

くそっ……。

Jin
シエル

どこへ行かれるんですか?

Ciel
ジン

……ひとりにさせてくれ。

Jin

1: 元気出して……!
2: バイクはまた今度、手に入れよう

1:
2:

ジン

気休めなど不要だ。

Jin
ジン

その今度がいつ来るか……。 お前達に僕の気持ちはわからないだろうな。

Jin
大会実況

大会の優勝は、ノエル=ヴァーミリオン!!

ジン

決勝が終わったか……。 ここにいる理由はもうない、フガクへ戻るぞ。

Jin
ツバキ

ジン兄様! 待ってください!

Tsubaki
ジン

……ツバキ。

Jin
ツバキ

ジン兄様にお渡ししたい物があります。

Tsubaki
ジン

僕に……?

Jin
ジン

これは―― どういうつもりだ?

Jin
ツバキ

大会の賞品を見た時、兄様がきっと欲しがると思って、 ノエルと相談して、大会に出ることにしたんです。

Tsubaki
ツバキ

そしたら、まさかジン兄様も、 この大会へ出場されていたなんて……。

Tsubaki
ジン

そうか……それで大会に参加を。

Jin
ツバキ

受け取っていただけますか?

Tsubaki
ジン

…………だが。

Jin
ラーベ

欲しがっていた賞品じゃないか。 せっかくだし、もらっておいたらどうだ?

Raabe
ジン

……そうだな。 ツバキの厚意、ありがたく受け取らせてもらう。

Jin
ラーベ

これで目的は済んだな。 フガクへ戻るとするか。

Raabe
ジン

ツバキ、たしかにもらったぞ。

Jin
ジン

――バイク以上に、価値あるものをな。

Jin